2015年8月31日月曜日

読んだら忘れない読書術

「読んだら忘れない読書術(著:樺沢紫苑)」を読みました

読破直後
・ひと月10冊本を読む
・そして感想やレビュー等をブログとして記録する
読んだら忘れない読書術(著:樺沢紫苑を読んだ後に上の2つの目標を立てました。

▷ 私事 その1
そもそも自分は活字に対しての苦手意識が強くて、それを克服したいがために半ば強引に本を読み続けていたようなところがありました。読書は言わば修業のようなもの─、それがいつの頃からか本への抵抗がなくなったのですが、その理由が何だったのか思い出せません。修業が見なったのか、それとも“運命の一冊”と出会ったからなのか…。恐らくその一冊に出会ったからだと思います。が、しかし、それが何だったのか─…

▷ 私事 その2
自分にとっての“運命の一冊”は、以下のいずれか─
項羽と劉邦
山月記
五分後の世界
罪と罰
こころ
銀河英雄伝説1 黎明篇
記憶も曖昧で、ましてや本の内容も人に説明できるくらいに覚えているはずもありません。1冊を読破するのにもかなりの時間を要していたし、それ故に読むスピードばかりに意識がいってしまい、時として内容そっちのけで流し読みすることも─、そして速読への憧れ…。そんな読書コンプレックスのようなものを持ってしまっていた自分にとって、「読んだら忘れない読書術」はまさに啓示的なものとなりました。

◇ 意識を変えさせてくれた
読書というものは時間がかかるものであり、時間をかけるべきものとしてじっくり“深読”すべきだという至極当たり前の考え方を、無理なく教えてくれたこの本は、自分にとって“運命の二冊目”といったところでしょうか。
読書のための時間を特別に取るのではなく、日常における時間の“スキ間”を読書にあてがうことで、無理なく読書量を増やすといった考え方にも、素直に同調できました。「忙しくて本など読む暇なんて無い」と嘆く人にこそ、この本が手助けになると思います。
読書量を増やすために時間の使い方をあれこれ工夫し、無駄な時間をいかに読書に充てるかあれこれ考え、読んで得たことをいかに世のため人のため自分のためにいかに生かしていこうかと考える─まさに、読書によって人生が構築されていくように感じます。

◇ 読んだら忘れないために
当然ながら、忘れないための読書の方法があれこれと記載されていたわけですが、読書は身に着けるだけのものではない、という考え方が一番印象深かった。
“インプットしたらアウトプットをする、そうすることで記憶にも残る”─確かに!そう思った私はこうやってブログにレビューというか感想のようなものをとくとくと記入し始めたわけなのです。

◇ 自分の中になかった読書法
これまで私は頑なに本は最初から読んでいました。目次があればそれをザットは見ますが、例え面白そうな章や項目などを目にしても、その楽しみに向かって耐え抜く─。一方で、この本では“飛ばし読み”を推奨していて、それが非常に新鮮でした。書かれていた、“AmazonやKindleの活用術”、“著者の他著書や同出版社の他出版物”など箇所は、飛ばして読んでも問題なかったと思ったりましました。次は“飛ばし読み”にも挑戦します。

◇ モチベーションアップ
この本は、いわゆる実用書というものに分類されるのだと思います。実用書とは単に知識を得るためのものではなくて、得たものを実行して初めて有効になるのだと教えてくれたこの本によって、生きるためのモチベーションが上がりました。
影響を受ける受けないは人それぞれだと思いますが、多くの人・あらゆる世代にとってこの本は非常に有意義なものになると思います。